FEATURE

色彩と造形の調和から生まれるポエティックなジュエリー

BROOKE GREGSON
ブルック・グレグソン

有機的であり、どこか四季や風情といった日本の美意識に触れるような感覚を憶えるBROOKE GREGSON(ブルック・グレグソン)のジュエリー。テキスタイルと、水彩画に多くの影響を受けてきたデザイナーのクリエーションの背景とその魅力についてお届けします。

LAに生まれ、LONDONをベースにジュエリーをクリエイトするブルック。プレシャスストーンそのものがもつエネルギーやキャラクターに魅せられ、幾何学ピースをファインゴールドにパズルするように、その紛れもない美しさをコンテンポラリーに表現する。

 

バイヤーが出会ったのは2011年。
当時、ロンドンに行くと必ず訪れていたNotting Hillにある地元の人たちに人気のブティックで星座のネックレスを見たことがはじまり。一目みて「内面から湧き出てくるような美しさ」を感じたという。

「拠点とするLAとロンドンを行き来する彼女だからこそ、LAの太陽と海、風が感じられる自然な魅力とロンドンらしい洗練されたムードの融合がデザイナー本人の個性そのままにコレクションに表現されている」と語る。

以前はテキスタイルデザイナーだったブルック。その経験はものづくりに強く反映されている。特に繊細でニュアンスのある色づかいや温かみのあるグラフィカル模様など、ものづくりの発想自体が生地をつくりだす過程そのもの。

ブレスレット 125,000+tax~

 

毎シーズンアップデートされるブルック・グレグソンのシグネチャー【Gem Woven】。

シルクにゴールドとダイヤモンドやセミプレシャスストーンを手織りしたブレスレットは、ストーン一つひとつのピースがシルクコードの色彩と絶妙に調和する。

 

「石のカット、セッティング方法、フレームのデザイン、メタルの質感と細部のディティールにこだわり抜いており、彼女のこだわりの融合からなんとも言えない調和が生まれ、よりオリジナリティを感じる仕上がりになっています。彼女の根底にある自然体の魅力が、コレクションに反映されているところも大好きで、ブルックのジュエリーはとても肌になじみます。」とバイヤーは絶賛する。

 

リング(上から)¥420,000+tax ¥260,000+tax

¥ 295,000+tax

 

ストーン一つひとつのキャラクターを大胆かつ繊細に表現するコレクション【Orbit】。

オパールやムーンストーンなどの魅惑のリングは、その色の深さとキャラクターを美しく引き立てるよう、一つひとつのピースにあったセッティングがなされている。

デザイナー自身の創造性とLONDONやLAの卓越した職人が情熱をそそぎ、究極の美しさにこだわったコレクションは、一つひとつがパーソナルな価値を帯び、身に着ける方へとアプローチする。

ネックレス ¥380,000+tax  ¥780,000+tax

 

創造的な水墨画にインスピレーションを得たという新作【Flora】ネックレスは、自然の花と曼荼羅模様のような神秘的な魅力を携える。彫刻家による手彫りの模様は一つひとつが絶妙に異なる表情をもつ。

ネックレス¥260,000+tax~

 

バイヤーがはじめてブルック・グレグソンのクリエーションに触れたのがこちら【ASTROLOGY】

月面を思わせるハンマリングテクスチャーのプレートにカットダイヤが埋め込まれ星座を描く。ゴールドの風合いと手彫りの星の配置ラインが絶妙な調和となったポエティックな仕上がりで神秘的な美しさを醸し出す。

ネックレス (E)¥210,000+tax (Y)¥240,000+tax

リング (A)¥260,000+tax (R)¥260,000+tax

 

ブルックオリジナルのレタリングが印象的な【ALPHABET】

ダイヤモンドがランダムにセッティングされたネックレスは、アルファベットの文字でありながらも星座のように夜空の情景が目に浮かぶデザイン。

リングは、とても大切な想いを込めて書かれた手紙を想像せずにはいられないロマンティックなデザインが魅力。

 

アストロロジーコレクションやアルファベットのシリーズは、オケージョンを選ばずどのようなシーンにもフィットする。

「自分自身の個性と繋がりを感じ、自分らしさを表現する一部となるようなブルック・グレグソンのジュエリーは、より自分らしくありたい時に身につけてほしい」とバイヤーは願う。

「自分の前世は日本人だったのではないかと思うほど、日本人の繊細な気配りや日本らしい美しさに心惹かれる。」

2年前、H.P.FRANCE BIJOUX丸の内店に初来日したブルック・グレグソンがバイヤーに伝えた印象的な言葉のとおり、彼女のジュエリーは、表面的な美しさにとどまらない、私たち日本人の古典的な美意識や感性に深く共鳴している。

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